とてもとても広い林がある平林寺。臨済宗妙心寺派の有力な古刹だけあって、禅宗の厳しい修行の雰囲気が窺える凛とした山門、仏殿、本堂、鐘楼があるところですが、この時期は林のあちこちが紅色や黄色に染まって、華やかな様子です。
お寺の近くには睡足軒という、昭和の大茶人、というか、日本の電力産業の基盤を作った財界人、松永安左エ門の屋敷があった庭があります。紅葉も美しかったし、呈茶(抹茶+
和菓子)も美味しかったのですが、面白い形の石灯籠に惹かれました。
私は前から石灯籠のデザインに興味があって、あちこちの寺社仏閣、日本庭園を訪ねると面白いのがないか探すのですが、これは大茶人の庭に置かれているだけあって、なかなかしゃれてます。
ハンバーガー型。 |
藤森照信の空中茶室型 |
石灯籠ですが、もちろん平林寺の中にもたくさんありました。
まず、総門の手前に石灯籠が左右に二つ立っています。
総門前灯籠拡大 |
総門をくぐって、山門の手前にも灯籠が左右にあります。
これは鐘楼の手前にあったもの。側面に鹿の姿が刻まれています。
↑これは四重塔式灯籠。本堂前にお庭にあったもの。
本堂の裏手にある松平家の墓所には、数え切れないほどの石灯籠が並んでいました。一族や家臣連が寄進していったものなのでしょう。
この石灯籠の穴から写真を撮った方のブログを見つけました。
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