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2011年11月28日月曜日

不思議な形の未知(私が無知なのですが。)のハープ、ヘルマンハープのお店が青山にありました。


青山の国連大学近くの小道を歩いていて、ショーウィンドウに置かれた美しい楽器を見たときチターかしらと思ったのですが、これはヘルマンハープという楽器だったのです。

恥ずかしながら全然知らなかったのだけれど、これはドイツのヘルマンさんがダウン症を持って生まれた息子が演奏できる楽器を探し求めた結果、ないなら自分で作ってしまおうと自ら開発した楽器で、完成したのが1987年というからそんなに昔のことではありません。しかし、驚いたことにすでに日本では150を超える教室が存在して、かなり頻繁に演奏会が行われているのだそうです。





弦は半音づつの調弦となっており、コンパクトなものから大きなものまでサイズはいくつかある。特徴的なのはヘルマン氏が開発した楽譜の表記方法。弦の位置に合わせ、点のついたところを順番に弾けば曲が演奏できるというもの。オルゴールの仕組みに似てるのかな。

お店では店員の方から楽器についての説明をしていただきましたが、実際に楽器を弾いてみることもできました。開発の意図通り、とても単純明快な楽器なので、感覚的に楽器の仕組みを理解できます。グランドのピアノの蓋の中をみているような感じです。響きは想像通りチター系の優しい音でした。みんなで合奏したりすると、倍音の美しい、気持ちのいい響きが聞こえるのでしょうね。

ヘルマンハープ 青山店
http://www.laporte-a.jp/shop/shop27.html

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